✨歩登校それぞれのカタチ✨
いつもオルタナティブスクールI’mのホームページをご覧くださり、ありがとうございます。
このたび、ホームページにて新企画を始めることになりました!
このコーナーでは、歩登校を経験した方々の声をインタビューという形でお届けしていきます。
「こんな道もあるんだな」「自分たちのペースで大丈夫なんだ」――そんな安心感につながる場になればうれしいです。
ご紹介するお話は匿名で掲載し、安心して読んでいただける内容にしていきたいと思っています。
もし「私も体験をシェアしてみたいな」と思ってくださる方は、こちらのLINEオープンチャット、またはメールからぜひお声かけください。
記念すべき第1回は、I’mの立ち上げに関わった方の体験談です。
その後は、オープンチャットに集まってくださった方々や、ご縁のある方々のお声を、少しずつ紹介していく予定です。
それではどうぞ!
Interview vol.1

Q1. 歩登校が始まったのは何年生ごろですか?

A1.小学校2年生です。

Q2. そのとき、お子さんやご家庭はどんな状況・気持ちでしたか?

A2.
1年生の時から行き渋りがあり、理由なく休むことがありました。登校班に間に合わず、2学期ごろからは毎日のように車で送っていました。
2年生に入って間もなく朝起きられなくなり、完全不登校になりました。
主人は不登校について理解がありましたが、周囲の親類の目はすごく気になりました。

Q3. どのように対応されましたか?

A3.
1年生の時にはかなり怒鳴りつけてしまいました。でも怒ることに私も疲れてしまったので、2年生で完全不登校になってからは、休んでいいよ、という対応にしました。
それからは、不登校、起立性調節障害、HSP、発達障害など、ありとあらゆる情報を調べて、カウンセリング、プレイセラピー、イベント参加、小児科、精神科受診、鍼灸院通院、方デイ活動、支援級活動、フリースクール活動をしていきました。
I’m立ち上げ前のイベントにも参加しました。

Q4. 現在はどんなふうに過ごしていますか?

A4.
2年生2学期からフリースクールと方デイに通わせました。現在、3年生2学期で、まずまず楽しく行けています。(行き渋りもあり。学校へは全く行ってません。)この1年半を振り返り、いろんなセミナーや体験談を聞いたりして感じたのですが、もう少し、しっかり休ませたほうがよかったのかな、と思いました。その時は必死だったので、何も見えてなかったですね。

Q5. 参考になった情報やつながりはありますか?(本、親の会、相談窓口、病院、講座、イベント、HP、YouTube、SNSなど)

A5.
ほぼ全部、調べました。親の会は、状態が落ち着いてから行きました。学校や公的な窓口はあまり利用しませんでした。

Q6. 保護者の方の考え方や気持ちが変わるきっかけになった出来事は何でしたか?

A6.
子供だけでなく、私にもHSPや発達障害があることがわかったことです。自分も知能検査を受けに行きました。発達障害の子供に対する家庭での支援方法はペアトレなどたくさん情報があるのですが、それを見てもやる気が起こらず、まずは自分自身の生きづらさをどうにかしないといけないと思い、今は心理学や脳科学などを勉強して、これまでの人生の伏線回収中です。これがめちゃめちゃ面白くて、子供を放置してハマってしまってます。ここからは、私の経験を活かして、子供に大事なことを伝えていきたいと思ってます。

Q7. ご自身の子ども時代の学校との関わりはどんなものでしたか?

A7.
私は皆勤賞が取れるぐらいの真面目な子供でした。勉強も好きで楽しかったので、今子供が全く勉強していないことにイライラしていました。でもそれも、今では気にならなくなりましたね。

Q8. お子さんの「ありのままの魅力」や「すてきなポイント」を教えてください。

A8.
体を動かすことが大好きで、みんなを笑わせるのが好きな、明るく楽しい子でした。完全不登校になった頃は、ほんとに情緒不安定で癇癪とか大変でした。今では楽しく通える場所ができて、本来の明るく楽しい子になったし、私が落ち込んでいる時は慰めてくれたりと、心優しい子に成長しています。

Q9. どんな学校やフリースクールなら通わせたいと思いますか?

A9.
個々の特性、才能を理解し、短所はサポート、長所は伸ばしてもらえるところ。やりたいことを叶える力、生きる力、考える力をつけてもらえるところ。保護者のメンタルもまとめてケアしてもらえるところ。(方デイで家族支援という支援項目があります。いつも見てくれているスタッフさんに面談してもらえるので、うちはすごく助かってます。フリースクールでも月一回の親のカウンセリングをしていただいてます。)

Q10. 感謝の言葉を伝えるとしたら、誰に伝えたいですか?

A10.
・まず、子供に。不登校になって、HSPや発達障害の存在を教えてくれて、ありがとう。
・Fさん。育てにくさを理由に方デイを利用できることを教えてもらえて、そこから猛ダッシュできました。ありがとうございました。
・ほりみかさん。ありのまま生きることの大切さを教えてくださり、ありがとうございました。

Q11. 同じように悩んでいる保護者さんや子どもたちへ、伝えたいメッセージはありますか?

A11.
不登校は、ほんとにそれぞれ、いろんな形があると思います。子供だけでなく、親自身をしっかりと見つめる時間が必要だというメッセージだと思ってます。今、つらくても、必ず道は開けると信じてもらって大丈夫なので、まずは周りを頼ってみてください。

Q12. 最後に、保護者さんの夢やこれからの願いを教えてください。

A12.
フリースクールとか、大人も子供も安心して過ごせる、エコビレッジみたいな環境を作りたいなって思ってます。発達民って、凸凹はあるけど、ものすごい才能の持ち主なので、みんなのチカラを合わせたら、ものすごいものが作れるんじゃないかなーって。学校で才能つぶされてる時間はもったいないなーって(笑)


1. 歩登校が始まったのは何年生ごろですか?
2. そのとき、お子さんやご家庭はどんな状況・気持ちでしたか?
3. どのように対応されましたか?
4. 現在はどんなふうに過ごしていますか?
5. 参考になった情報やつながりはありますか?(本、親の会、相談窓口、病院、講座、イベント、HP、YouTube、SNSなど)
6. 保護者の方の考え方や気持ちが変わるきっかけになった出来事は何でしたか?
7. ご自身の子ども時代の学校との関わりはどんなものでしたか?
8. お子さんの「ありのままの魅力」や「すてきなポイント」を教えてください。
9. どんな学校やフリースクールなら通わせたいと思いますか?
10. 感謝の言葉を伝えるとしたら、誰に伝えたいですか?
11. 同じように悩んでいる保護者さんや子どもたちへ、伝えたいメッセージはありますか?
12. 最後に、保護者さんの夢やこれからの願いを教えてください。
